午前中チャイムが鳴る。
「林さーん、東京ガスです。」
あ、やばい、またしても、ガスが止まるのだ。
「待ってください!」と玄関まで行こうとするが、全く立ち上がれない。
うーうー這いつくばっているうちに、ガス屋のおばさんはピコピコ領収書を作って
ポストに突っ込むと、そそくさ階段を降りて行ってしまう。

はーと肩を落として、ガスコンロを捻ってみる。
やはし。カチカチとスイッチの音だけはするものの、むなしく着火されることはない。
またずるずるとつたい歩きで、ベットに向かっては思う。
今日も風呂は無理ということか。

すぐさまチャイムが鳴る。
「林さーん、東京電力ですー」
まじっすか?この冷え込みで、エアコンまで止められては、なるまい。
今度は大声で引き止める。
「今開けますからー。払いますからー。待ってて、待ってくださいー」
なんとか料金を支払い、ほっとする。

CDを変えるにも一苦労なため、もう本日5回目くらいの、ゾンビーズである。
冬の天気になぜかぴったりフィットして、意外と飽きずに、聴ける。
何より暗い気持ちにならないのがいい。
椅子に座るのもせいぜい30分が限度な状態のため、まる二日、全くベットの中で過ごした。
部屋の中が恐ろしく散らかった状態である。

バガボンド24巻
松本大洋「日本の兄弟」
つげ義春 「蟻地獄 枯れ野の宿」
東海林 さだお 「タクアンの丸かじり」

ベッドから手の届くところに、積み上げているもので、軽いものを選んで、ほとんど読んだ。
らくがき帳とえんぴつを手に、絵を10枚ほど描いた。
寝転びながら絵を描くと、思うように描けない分、
何かしらこれはこれで、面白い絵も描けたなー。


世間は年の瀬に向かってあれこれと皆様お忙しい季節。
増々冷え込む今日この頃、くれぐれも、腰には、ご注意くださいましね。


♪ひとり 腰痛 バイバイ♪ →もちろんこれも名曲=青春バイバイにのせて、どーぞ。