深夜2時。
眠れなくて、なんとなくベランダのドアを開けると、鴨の群れが飛んでいた。
グァーグァーと鳴きあいながら、5匹ほどで、連れ立って飛んでいたのは、ほんとに鴨だったのかな?
きっとうちの家の前のどぶ川に、毎年のようにやってきている奴らではないだろうか?
それが、夜の夜中に、どっか遠くの寒い方から、
「去年来てたとこ、この辺だったよね?」
「そうそう、ここ右曲がってすぐんとこの川。」
なんて話しながらやってきたのかな?と想像すると、少し心がやすらいだ。

あまりにいろんな事がありすぎて、ここ3日は腑抜けだった。
身体は疲れきっているのに、脳みその中がしゅわしゅわして、まともに歩けず、
駅のホームで座り込んでしまうほどだった。
自分のやっていることの半端さに、途方もない気持ちで居る。
音楽、愛情、人間関係、、、
言ってしまえば、ま、どん底に落ち込んでいるのだけれど、自分の目指すべきところへ行くまでには、
これも必要なことなんだろうな、、と冷静に思う。
しっかり落ち込んで、次の一歩を踏み出さねば、と思うようにしている。

そうして、先日の阿佐ヶ谷ネクストサンデーライブに来てくれた皆さん、ありがとう。
今回の飯島くんとのデュオは、最後まで不思議な感覚だったなぁ。
自分で作ったうた以外のうたを、ステージであんなにたくさん歌ったのは初めてかもしれない。
あそこまで大きな声をはらないことも、初めてだったかもしれないし。
それでも新鮮さというよりは、自然に、意識しないうちに自分の持ってるものが、
すーっと出てきたような感覚もあった。
そして、飯島君の曲も、ギターも、歌声も、たくさんの人に気に入ってもらったことが嬉しかった。

風太郎(トラちん)のイベントも30回目を迎えたということで、会場は賑やかだったな。
一番後ろの席に座って、楽しんで見ているお客さんの姿を見て、「はー」と感心させられました。
続けていくことでしか、見えないものがあるのは、何事も同じなんだろうね。