人生には時々恐ろしく長い一日というのがあってナメクジが這うような時間が
もう3日くらい続く
時計みたりギター弾いたり時計みたりiphoneみたり
ずっと黙っている
突然水を撒いたみたいに意外な着信 驚いてでる

H「ちょっといま呼んだー?」
私「びっくりした、、呼んでないけど でも呼んだのかもなぁ。。」
H「あんた何まだそんな夢みたいなこと言ってるの?」
私「え、うん、、元気なの?」
H「もうだめよ、今3回めに手首切ったとこ。」
私「やめてよそうゆうの。。。」
H「うそうそ なんとかやってるわよ 変な宗教に入ったからさー。」
私「へ?」
H「レイナに呼ばれた気がしてかけたのよ。」
私「なんて宗教だよっ。」
H「いろいろあんのよ。」

同じ調子で支離滅裂の会話が40分ほど
犬猫とじゃれあうように意味のない時間が今の自分には優しい
しかし夕方の16時 
これから飲みに出かけると言っていたけど
呂律がまわってなかった

H「え?今どこに居るの?」
私「家よ。」
H「こんなにすぐそばに居るみたいなのに?」
私「家よ。」

会話の途中に4回くらいはこれが出てきた
じゃあね と切ろうとするとこれ

H「いまどこに居るんだっけ?」
私「家よ。」
H「まぁこうゆう時は、お互い電話でもいいから話をしましょう。少しはマシになるわよ。」
私「うん。ほんとにわけわかんないけど、そうかもしれない。」

オカルト具合にぽかんとするも
声が聞けて嬉しかった
わたしの心のうちなんて 知るはずもないくせに 
全く子供みたいに 目に見えるものと目に見えないものが同じ場所にある人
いったいどやってあんな心のまま大人になったんだろうと思う
私は笑いながら泣いてた

最後は「きゃぁー遅刻するー またね。ガチャッ」と言って電話が切れた

ー 日曜出番何時かな? ー
ー 世の中恋のうたばっかりなのにおかしなもんだねぇ ー
ー 了解です笑 ー

iphoneをみるとHと話ている間にメールが3件きていた

日曜、出番は後発です。20時くらいからかな?
とにかくいっぱい歌うよ どうぞよろしくね。

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