2005年12月

ひこうき雲ツアー終了。
録音して、ジャケット作って、チラシ作って、営業廻って、発送して、お客さん誘って、DM出して、リハーサルして、ライブして。
一枚音源を発売するとなると、これはもうやるべき事が山盛りである。
終わった。とりあえずひと段落だね。と大阪からの帰り道コーヘイと話す。
東名高速からふと、空を見上げると、大きく長ビューンと伸びた、ひこうき雲が。
まぁなんてよく出来たエンディングでしょう。

久々に開放感を満喫したく、眠いながらも、551の豚マンを持っていつものSラへ。
なぜか偶然大集合していた高円寺メイトとおおいに盛り上がる。
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日曜日。
東京でひとり暮らしなどして、音楽や自主レーベルなんてやっていると、休みの日はやっぱり一日それでつぶれてしまう。
ライブ前最後の練習。東京で一度ライブをやったため、ますますの仕上がり。
ワンマンライブを決行するのは、今のところ、東京・大阪がだいたいなのであるが、先攻する方には、旬の初ものようなういういしさが、後攻の方には、さらに練り込まれて熟成した深みがある。
ライブは生ものであるし、毎回一回きりの何が起こるかわからないのが醍醐味。
おしなべられなくて当然なのである。
が、みみずくずが上京してからの数年は、地元の昔からのお客さまにいいところを見せたい一心で、どこか肩に力が入ってしまい、なかなかに空回りが続いていた為、ある意味、この順番でライブを行うのは、正解かもしれない。
しかし、私の今までの人生の中のドラマから生まれた曲達を、ドラマティックをテーマに構成されたこのライブメニュー。
これを故郷大阪で決行することは、私にとって、もの凄く意味深いことである。
私自体、これほどドラマティックなことは、ないというような催しで、しかも、そこへ皆を巻き込む術を鍛えるために私のここ数年があったといって過言ではないと思う。

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仕事帰りに本屋で立ち読み。
探しものがあって、書店を3件はしごするが、目当てのものは見つからず、諦めてパラパラとそこいらの新刊など捲るうちに、以前から気になっていたりリー・フランキーの東京タワーを発見。
なんとなく立ち読みするうち、「うっ。」危うく涙がこぼれそうになってしまった。
流行りものを買うようで、なんだか少し恥かしいが、そのまま即買い。
久しぶりに定価で新書を購入した。家に帰って家事を済まして、少しずつ眠い目擦ってページを捲る。
以前から泣ける泣けるという噂は聞いていたが、コレは面白いです。
オカンとボクと時々オトンという副題の通り、リリー・フランキーの生い立ちや小さいころからの思い出を通して、おかんに対する想いを綴った本である。
涙しながら3分の一ほど読んだところで、久しぶりにすっかり、おかんに会いたくなってしまった。

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