2008年11月

冷たい雨に思いっきり降られてしまった。
子守りをPちゃんに頼んでの2時間、高円寺駅前でのラジオ収録だった。
降り出した雨に、慌てて自転車で帰路を急いだが、捨て犬のようにびしょ濡れになってしまった。
絶対に今、風邪をひくわけにはいかない。
風呂場へ直行し、熱いシャワーを浴びて、服を着、また慌ててTシャツをめくり、乳を出す。

息子が、乳幼児喘息かもしれないと言われてしまい、毎日吸入をしに、小児科へ通っている。
鼻水を垂らして、胸をヒューヒューいわせながらも、むさぼるように乳を飲んでいる横顔が逞しい。
それでもたまに、やはり息苦しいのか、「アー!!!」と雄叫びをあげてこっちを睨みつけてくる。
踏ん張って、たくさん飲みなはれ。そうしてなんとか、強くなるのだ。治すのだ。
生後数ヶ月の身体に、喘息とはあーなんという。
彼にとっても私にとってもこの冬は、最初の試練なのかもしれない。

そんなで、先日のライブはその前後が、てんやわんやだった。
当日は、朝から大人の食事を用意し、洗濯をし、乳をやり、小児科へ行き、乳をやり、薬を飲ませ、子守りを頼み、リハへ行き、
いったん戻って、乳をやり、食事を済ませ、子守りを頼み、口紅をひいて、衣装に着替え、会場へ向って走った。
本番が終わると、家に帰り、乳をやり、薬を飲ませ、風呂へいれ、寝かしつけ、洗濯物をたたみ、洗いものを済ませ、
気が付いたら深夜、もうふらふらであった。
ここまでくると、自分が何のために何をしているのか、時々わからなくなる。
時間と金を捻出するのに、精一杯である。
どこか他に、もっと楽で楽しい生活があるような気になったりする。
誰かがそんなにわたしの歌を必要としてくれているのだろうか?
こんなにまでして、自分には、歌を歌うことが必要なのであろうか?とも思う。
実感が欲しかった。
こうなることは、なんとなく予想が付いていたが、ライブがやりたかった。
子供を育てるという、手放しに出来ない現実の中で、変わっていくことと変わらないこと。
今までの自分が大切にしてきたもの、一番にしてきたことは、果たしていま、どこまで切実な想いなのか?
?マークの答えは、すぐに見つかるようなものでないことが多いけど、やはりわたしは。
なんとしてでも、うたを歌うことの中で、それを探し続けていくんだと思う。
大げさですけど、そういうことを思ったです。

ライブは最高でした。
ギターを弾いてくれたコーヘイちゃん、おかげで安心して歌えました。でも相変わらずトークがすれ違いね!ありがとう。
大阪から、わざわざ来てくれた前ちゃん、嬉しいけどキモイです!ありがとう。
いち早い復帰の機会を与えてくれたトラくん、林レイナ好きもここまできたら、あなた変態です!ありがとう。
そして、足を運んでくれた皆さん、本当にありがとう。

それでは、またお会い出来る日を楽しみにしておりますね。
ばいちゃ!

寒い朝に こっそり おにぎり握るように 愛して欲しい

吉井和哉さんのうたの好きなフレーズです。
だんだんキュッと閉まってきた、早朝の空気の中、オムツガーゼを洗っていると愛情って、、、と、思います。
息子の方は、無事4ヶ月検診も終え、健康に、どんどん大きくなっていきます。
乳のみで、こんなにも、大きくなるもんなんだーと、まじまじ見ては不思議な気持ちになります。
そうしてその成長っぷりに、恐れ入る毎日です。
だってー赤ちゃんってば、怖いもの知らず、本当に加減というものを知りませんから。
泣くのも、うんこするのも、寝返り打つのも、常に本気です。
何ごとにも本気で取り組んでいますので、その成長っぷりも著しく、毎日ひとつくらいは、昨日出来なかったことが
出来るようになるわけです。
彼といると思うわけです。
まー、わたしという人は、過ぎ行く時間の中で、日々なんとあぐらをかいて過ごしていたのでしょう?
こうゆうのを、子供に教えてもらうとかって表現するのでしょうね。

息子がよく笑います。もちろんその分、泣くのですが。
その笑顔が、凄いです。怖いです。
なんたってその笑顔の裏には、何ーにもないんですから。
外が見えるように、前向きに抱いて、鏡の前で
「ほい天太!これが現実だよー。」と、よくあやします。
私と自分が写っているのを見て、どこまでわかってか?ケタケタと、とても喜ぶからです。
ふと、蕪のような我が子の後ろで、ニタニタする自分の様子を見て、目をそらしたくなります。
シミだらけの鼻、皺だらけの目尻、濁った白目、ありゃまーの使い古しです。
100円ショップのスポンジのように、使うだけ使って、捨ててしまえたら、どんなに良いかとも思いますが、
これをまた磨いて、使っていくしかないわけです。
年を重ねるにつれて、ひとつひとつ身軽になって、そぎ落とされていくシンプルライフ。
なんていう美しさを追い求めるには、まだまだほど遠いです。
ごちゃごちゃと、暮らしに爪を立てられては、ヒリヒリばかりしています。

こんなことを書くと、マタニティーブルーの心配をして下さる方もいますが、はっきりと、違います。
なぜなら、貧乏人には、ブルーになる暇が、ないからです。
ブルーになるくらいなら、ブルースを歌います。
ココロに陽が灯るからです。

先日、高円寺のお祭りで、天太を抱いて、ステージにあがり、歌いました。
久しぶりに人前で、うたを歌いましたが、なんだか、ふつうに楽しめました。
なんてことはなく、私が歌っている間、天太はあくびまでしていたようです。
彼からすれば、いい迷惑でしょうが、妊婦に続く、飛び道具ですね。
お客さんは喜んでくれたようです。
22日の復帰ライブに向けて、今度は棒の先に天太をくっつけて、くるくる廻す練習をしています。
嘘です。
天太を寝かしつけては、髪振り乱して、いそいそと準備をしています。
これは本当です。
復帰ライブとうたっていますから、ここははずせませんものね。
ってことで、たくましく、母になった林レイナに会いに、阿佐ヶ谷まで、是非ともいらしてくださいましませ。


風太郎ぷれぜんつ
「土曜日の鈴木さん」
~最強の3マンライブ~

阿佐ヶ谷NEXT SUNDAY
(http://nextsunday.jp/)
2008年11月22日(土)
OPEN/START - 18:30/19:00
前売/当日 - ¥1,500/¥1,800(+drink¥200~)
出演 - 林レイナ/sola/藤本大祐
Opening Act - たつまさ

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