2011年05月

ライブの準備を整えて、家を出ようとしたら、突然バケツをひっくり返したような雨。
ギャグみたいだなーと思いながら、傘をさし、
ギターと衣装とハイヒールを抱えて、タクシーもなかなか拾えず、なくなく駅まで向かった。
山の手線でもみくちゃにされながら、渋谷。
数年ぶりに、慣れない渋谷の街を歩いた。
当日、雨の中、ライブを観に来てくれたみなさん、どうもありがとう。

小さいけど、とてもフレンドリーな場所で、みんなの拍手が温かく、大好きな夜でした。
ライブは、新曲を中心に組んだメニューで、毎日練習してたのはなんやったんや?ってくらい、
やっぱしわたしのギターはめちゃくちゃやったけど、想いのこもったうたがたくさん歌えた。
飯島くんのギターが、わたしの歌を何倍にも拡げてくれたし、「ええ声」の定義が何かはよくわからないけど、
これが「ええ声」という声がたくさん出た。
新曲の「純愛」が思いのほか、好評で嬉しかった。

終わって、今回誘ってくれたイベンターのT橋さんと話してみて、びっくりした。
オーバー55歳のT橋さん、今も、月に10本程のライブブッキングをしているらしい。
イベントをはじめたのが、40歳のときで、はじめて呼んだアーティストが「さかな」。
色が黒いので、「サーファーなの?」と聞くと、「労働焼けじゃない?」と言っていた。
やりたいことやりたいからやるだけ!というスタイルが自然にみえて、びっくりした。
kitson のヒョウ柄のトートバックを持っていたのが、かわいくて笑えた。

同じ日に、7年間、ずっと飲んだくれていた店が、閉店になった。
ライブ終わりにかけつけて、飲んだ。
ライブを見に来てくれていた友達も、いつもその場所で会う人たちも、
福島のいわき市から高速バスに乗って、ライブを見に来てくれたYちゃんも一緒に飲んだ。
下品なことばっか言って、みんなに嫌がられながら、たくさん笑ってたくさん飲んだ。

父と母の親友が、福島で原発の仕事をしたい。と言っているらしく、Yちゃんに相談した。
少し、話を聞いただけでも、やっぱり、ほんとは行ってほしくないという気持ちが募る。
答えの出ないいろんなこと、死んだ母親に心の中で問いかけてしまう。

ライブをやって、みんなで乾杯して、こんな楽しい時間がまた持てるように、明日から頑張ろう!そう思って
天太を手を繋いで、眠った。
朝起きたら、冷たい雨が降っていて、食べ過ぎたか飲み過ぎだか、ひどい下痢になった。

漫画の入稿が終わってしまうのが、さみしーさみしーと言っているPちゃん。
あんなけヘロヘロになるまでやっても、まだ描きたりないらしい。
昨日も講談社との打ち合わせで、
「おつかれさま。ってことで、とりあえず一週間くらいはゆっくりしてね。」と言ってもらったらしいが
「疲れてないです!」と言ってきたらしい。
ほんの4年ほど前までは、ろくに働きもせず、一日中同じ格好で、寝転んだまま、ずーーーっと家におった。
見かねて、「なんかせぇ!」と言っても、
「だって動くとおなか減るからー。」と言っていたのに、別人ですなー。
「おまえがおると、なんか部屋暗いねん!空気がよどんどるわっ。」と換気ばっかししていたわたしを、アシスタントにまでしよった。
くー、やるやないか?え??ってまたまた、ひがんでる場合じゃないですね。

日曜日は、子守りを頼んで、今度のライブリハで飯ちゃんとスタジオに入ってきた。
ほんとに、たのし☆
言葉で伝えるより、歌い始めるとギターで反応してくれる飯島くん。
歌いながら、いろんなことを感じられた。
練習終わって打ち合わせ飲み。これもまたほんとにたのし☆。
原発のこと、音楽のこと、人生のこと。
ほんとに思ってることを、そのままぶつけて話あえる友達が居るって、心底ラッキーなことやなぁと、思う。
自分の生き方、そんなたいそうなもんではないけど。これからやろうとしていることに、背中を押してもらった
ような夜だった。
地震以降は、友達とも少しの考え方の違いでいざこざを起こしてしまったり、整理しきれない自分の気持ちの
やり場に困って、だんまりしたりしていた。まだ3歳にもならない天太を、なんとしてでもで守ってやらなくてはいけない
という気持ちで、いっぱいいっぱいだった。そんな子供が、被災地や福島にもいっぱいいることを思ったら、
足がわなわなして、がくがくした。現実をもっと知らなくてはいけないと、情報を仕入れては、愕然として、
平常心を保とうと、情報を遮断しても、結局全てから逃げているような気持ちになって。その繰り返しだった。
自分が本当に、歌いたい歌ってなんなのか?自問自答しては、途中で投げ出してばかりいた。
暗中模索の試行錯誤だけど、とにかく、もっといっぱいチャレンジしたい。
自分の中に産まれる感情を、どんなことでも形にしてみたい。
子供産んで、かーちゃん死んで、地震が起きて、原発が壊れて、あの日と同じものなんて何もないけど、
それでも変わらないものを探してみたい。

今、個人練習のスタジオで歌ってきた。
帰り道、大雨に降られながら、自転車をこいで帰ってきた。

雨と台風。
しかも明日は、気温が30度まであがるらしい。地震、津波、土砂崩れ、、、
「おい、地球!もう遅いとか言わんと、なんとか頑張ってくれ。」

あほやから毎日カレンダー見てるのに、今日が何日なのか、覚えられません。
12日かー。木曜日かー。
言いながら、大してなんの変化もなく、漫画子育てに追われながら、ご飯作ってる毎日です。
あと少しで、年末から続いていた、今回のPちゃんの漫画連載「おれメロ」の原稿の入稿が終わる。
「今日で第一話完成ー!」とか言って、ことあるごとに、大して何もしてない私だけが、しょっちゅうひとりで打ち上げしてたわけですが。
ほんの二ヶ月の連載のための執筆期間、半年。長かったなー、、、
Pちゃん、ずーーーーっと描いてたなぁ。
そいでも、その間ほとんど、無収入の我が家。
どっこも出かけんでも、銀行の残高だけは、目を見張るスピードで減っていきおる。
やっとこさ入ってきた原稿料。(←講談社の対応めちゃ早いです。さすが大手!)これでまた、そこへ穴埋めしていかねば。
生きるってお金がかかりますね。

「この連載終わったら、なにしたい?」とか、「なにする?」とか。
もう最近はよくこの会話ばっかししながら、あることないこと空想して、ねっとりと作業していました。
だいたいきまって、
「とりあえず飲みに行きたいかなー。」とか「旅行に行きたいかな?」とか「スタジオ入りたい。」とか言っていたPちゃんですが、
「はやくネーム(次の漫画のストーリー)考えたいかな?」と言い出した。
なんか充実しとるやんっ。感心しながらも、素直に喜べないちっさいわたし。
その感覚、一番ええ感じやん。走りきったからこそ、またスタートが続く感じ。
知ってる。わかる。だから、悔しい。わたしにやて熱中したいことがあるっちゅうねん!!!
ゴール直前、やっぱり熱を出す天太。生理になるわたし。
子守りに疲れ、大仁田厚のように、目があっただけで、喧嘩を売るわたし。
「なによ?ちょっと自分だけ、あれやからって、調子のってんちゃうか?」とかね。
ひどいです。
それも含めて、一度もキレず、乗り越えていくPちゃん。
見上げる忍耐力です。

「これ一段落したら、絶対、思いっきりやらしてもらうからね!天太よろしく!!」
そればっかり連呼していたわたし。
だから嬉しいです。
ライブは大好きな飯ちゃん(blind bug slim)が手伝ってくれることになったし。
彼のギターを聞いて、歌えることがほんとに楽しみ。
あとはわたしが、思いっきりやるだけやん。
22日(日)は渋谷でライブです。
久しぶりのあの曲もやります。
雨天決行。有言実行。みんな来てね。

朝の6時前から川沿いを。ゆっくりゆっくりほんの2、3キロほどの距離を走っている。
走るのってほんとに疲れるし、面倒くさいし 時間ないし、全然好きじゃない。
だったら辞めればいいのに、、、って思うんだけど 一度走り出してしまうと これが、やっかいなんである。
走らなかった日は、なんかさぼったような気になるし、負けたような気分にさえなるし。
誰に言われたわけでもないし、誰と約束したわけでもないんだけど、いまは仕方がなく走っている。
だいたいは途中で喘息が出て、ぜーぜーひゅーひゅー言いながら、鼻の穴を全開に拡げて、なくなく帰ってくるんだけど、
時々、調子がいい日もある。
天気もよくて、なんかかろやかで、いいことありそうな。
そうすると、欲が出てくる。
今は2キロでぜーぜーだけど、休みなくいけば4キロくらいは軽くいけちゃうかも知れない。
そのうちいつもの鷺宮の道のもっと先まで行って、練馬の方とか迂回してから、帰ってきて10キロとか?
走れるようになるかもしんない。なんて夢が膨らんだりする。
悪くないなーと思ってほくそ笑んでいたら、ネズミの死骸につまづいて、こけました。泣いた。

ねずみの死骸でこけたことを母に報告して、
骨の横に飾った写真が、真冬の写真であることが気になっていたので、春らしいのに変えた。
やっぱしうちのおかーさん、とんでもなく綺麗だなーと思いながら。

友達に送るために、みみずくずの音源も整理した。
昔の自分のうたを聞いていると恥ずかしいのだけれど、一気にまとめてたくさん聞くと、
少しは客観的に自分をみれる気がした。
今度のソロの新曲と比べたりして、あれこれ考える。
今のわたし、昔のわたしに勝てるだろうか?
もっと挑戦したい。

まだ誰にも聞かせてない曲たちをさげて、5月22日、やります。
こんなかきかたすると、その新曲達を聞いてもらえたひとが、ひっくりこけるような気もしますが、
なんか面白いものが出来ると思う。

GW。Pちゃんの漫画の邪魔にならぬようって言い訳も用意して、保育園がお休みになってしまう天太を連れ出して、旅行に行ってくる。
マラソンの脅迫からも逃れ、楽しんできます。
「気合いはあるんだけど、時々身体がいやっていうんだよ。」とPちゃんが嘆いている。
DVDで見た浦沢直樹が、プロフェッショナルの中で言っていた。
「あなたにとってプロフェッショナルとは、なんですか?」との問いに
「締め切りがあること。そしてそれまでに最前の努力を尽くせるひとである」と言っていた。
テレビから振り返るとPちゃんが泣いている。
いま、ほんとに頑張ってるんだなーと思った。
応援する気持ちより、羨ましくて、悔しかった。



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