椅子に座って
ルーファスウェインライトの新譜
何度も聴いてた
窓から見渡す曇り空と新宿の街が
彼の音楽で映画みたいに映る
時々みんなほんとはすごく自由で
誰だって何だっていつからだってチャレンジできるんだ
みたいな希望に満ち満ちたような気分が
わーっと広がっては
さーっと跡形もなく消えていったりして
ふと気付いたらワイヤーでキュッと摘んだ
マスクの縁に涙がいっぱい溜まっていた
やばい、と後ろを振り返ったら
さっきまで居たひとたちが
誰も居なくなっていて
もういいか、とマスクを外して
そのまま泣いた

一日座っていたので、
いろんなことを考えた

「何でも私がストレートに話過ぎて
重荷にさせちゃうことがあるかもしれないね
ごめんね」

「重荷って何?」

「負担っていうのかな、
かーさんオレこれは持てないよみたいなのに
させてたらごめんね」

「ちょっと何言ってるかわかんない」
(サンドイッチマンのアレで)

「ははは」

「でも子供扱いしないで何でも話してほしいよ
子供だからわかんないだろうとか
これはまだはやいとか
勝手に大人で決めないでって思ってるから」

「うん
すっかり頼りにしちゃってるとこあるよ」

「でもどうしたらいいか
わからない時はあるけど
秘密にされるより全然マシ」

「だよね、
でもわたし子供の頃、おかーさんに
『なんでわたしだけ何も教えてもらえないの!』
って泣いて怒ったら、
隣に居たおばーちゃんに
『子供が出る幕ちゃうねん!』
ってビンタされたよ笑
いつも甘々に優しいおばーちゃんやったから
あ、これは子供が口挟んだらあかんやつや
って悟ったもん。
詳しく聞きたい?」

「げっ。怖くて聞きたくない」

「はははは だよね。」

昨夜の布団の会話
最近は友達とのオンラインゲーム
なんかで忙しそうで。
夜眠る前の少しのお話タイムを
楽しみにしちゃってる自分です。

きっとはじめっからイカしてるし
若い時も素晴らしいんだけど
今が一番好き
やっぱりそう思わせて欲しいし
おもってくれないと嫌だ
そんな輝きが一番グッとくるよね
ルーファス的にね
だから焦らずね
ボクもわたしもみんなもね
おやすみ


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